【12月1日】 仏様のお話を聞く〜成道会・御正忌報恩講〜12月1月 |
『仏様のお話を聞く〜成(じよう)道(どう)会(え)・御(ご)正(しよう)忌(き)報(ほう)恩(おん)講(こう)〜』 さやま保育園では、十二月にお釈(しや)迦(か)様(さま)がおさとりを開かれたことをお祝いし、地域の方に感謝する行事として、『成道会』を行います。保護者会のバザーがピッパラセールというのは、お釈迦様がピッパラ樹の下でさとりをひらかれたことから来ています。一月には親(しん)鸞(らん)様(さま)を偲(しの)び感謝する行事『報恩講』があり、5歳児4歳児がお寺まで歩いて本堂にお参りし、仏様のお話を聞かせていただき、お斎(とき)(精進料理)をいただきます。 お釈迦様はインドで真実を言葉として説かれた方であり、親鸞様は、その教えを私たちにわかりやすく伝えて下さった方であります。いずれも、仏様のお話を聞く事の大切さを伝えて下さっています。 毎月紹介している金子みすゞさんの詩にもこんな詩があります。報恩講は浄土真宗のお寺では一番大切な行事で、特に一月十五日の夜は大逮夜(お番)と言って、親鸞様の御(ご)往(おう)生(じよう)の前夜にあたり、一家みんなでお寺に参拝し、夜遅くまで親鸞聖人のお話を聞き、ご苦労を偲ぶのです。 報(ほう)恩(おん)講(こう) 「お番(ばん)」の晩は雪のころ、 雪はなくても暗(やみ)のころ。 くらい夜みちをお寺へつけば、 とても大きな蝋(ろう)燭(そく)と、 とても大きなお火(ひ)鉢(ばち)で、 明るい、明るい、あたたかい。 大人はしっとりお話で、 子供は騒いじゃ叱られる。 だけど、明るくにぎやかで、 友だちゃみんなよっていて、 なにかしないじゃいられない。 更けてお家へかえっても、 なにかうれしい、ねられない。 「お番」の晩は夜中でも、 からころ足(あし)駄(だ)の音がする。 |