さやま保育園

月のことば

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【平成28年6月】
いっしょに楽しい子育てを
『いっしょに楽しい子育てを』  

 この言葉はデンマーク製の園舎を新築したとき(平成十三年)からの、さやま保育園のキャッチフレーズです。
 子育ては親が子どもを育てることのようですが、それ以上に親が育つ、親心が育つことでもあるのです。親心が育つには、子どものためにと願う忍耐力や、自分のやりたいことも奪われてしまう不自由体験も不可欠です。その上子育ては、それを笑顔で乗り越えていかなければなりません。そんな時、一人で悩まないで!みんな同じよ!いっしょに子育てを楽しくしていきましょう!というのが保育園のキャッチフレーズです。子育ては大変な事も面倒な事もたくさんあるけど、保育園のいろんな先生と、まわりのママ友パパ友と、地域の子育て先輩と、いっしょにすれば、そして少し知恵をいただいて見方を変えれば、子育てが少し『楽』になると思います。
 6月7月は以上児・未満児の参観日と、それぞれに子育て講座も予定されています。楽しく子育てできるパワーは、何より子どもの笑顔と成長です。子どもたちが、親から離れ保育園の仲間の中で活動している様子を参観していただき、子どもたちの成長を共に歓べたらと思います。年一度の親子給食も、大好きなお友だちもお家の方もいっしょで、子どもたちにとっても楽しみのひとときです。また、子育て講座の講師の先生も、子育てが楽しくなるお話をお願いしています。ご期待ください。参観日の半日が、子育てを楽しく感じられる時間になることを願っています。
 さて、これはある保育園の参観日のお話です。(さやま保育園ではありません。)プール活動の参観日でした。水泳の得意なAちゃんがなぜかその日は水に入るのを躊躇しています。順番になってもなかなかプールに入ろうとしません。どうしたのかな、と担任がAちゃんの目線の先を追うと、Aちゃんのお母さんがスマホの画面と格闘している姿がありました。お母さんに見てほしくて、でも、「お母さんはお仕事が忙しいから、きっと今日も大切なお仕事の連絡をしているのでしょう。早くお仕事を一段落させて、私をしっかり見てほしいなぁ。大好きな水泳を見てほしいなぁ。」と、Aちゃんの心を受けとめた先生は、お母さんにそっとお話しします。「Aちゃん、水泳が得意なんです。今日お母さんに見ていただけるのを、とっても楽しみにしていたんですよ。」スマホをバックにしまい、我が子の姿を探すお母さん。親子の目線が一直線で結ばれたとき、ようやくプールに入るAちゃんの姿がありました。 子どもが安心して活動することができるのは、周囲のおとなの温かな眼差しがあってこそ。特にお父さんお母さんの眼差しが大切です。私を見ていてくださる方の存在が、私の活動を保証してくださるのです。いつでも見守ってくださる方への信頼感が、安心感を生むのです。そんな中での子育てが、楽しさをより広げ深めてくれることでしょう。
 「安心してください、穿いてますよ。」昨年ブレークした芸人さんの決め台詞です。安心できるって、うれしいことですよね。
 どうか参観日の半日は、大切なお仕事の連絡もあるでしょうが、スマホはバックにしまい、我が子や保育園の子どもたちみんなに温かな眼差しをいただけたらと思います。 
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