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令和4年5月 】
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令和4年4月 】
『入園進級おめでとうございます!であいのよろこび』 チューリップやパンジーが、保育園の玄関でみなさんの入園進級をお祝いしています。園庭の汽車や滑り台、お部屋の絵本や木のおもちゃも、みんなが保育園に来てくれるのを待っていました。 いよいよ新しい保育園の生活が始まります。先生とのであい、お友だちとのであい、そしてみ仏さまとのであいの春です。 さやま保育園には、「であいの里」という名前もついています。七十年前の昭和二十五年、教證寺の前々住職が佐山地域の方に懇願されて、最初は佐山東の公会堂で保育園を始めたそうです。その後小路の方から土地を寄進いただき、この地に古い資材で作られた佐山保育園ができました。そして平成十三年に、デンマーク製の新しい園舎ができました。その時、子どもたちが生まれて最初に集団生活を始めるところ、社会にであうところという意味と、出(しゆつ)相山(そうざん)教證寺の山号『出(で)相(あい)い』をいただき、であいの里と名付けて頂きました。 いろんな人に出遇い いろんな事に出遇い わたしが わたしに なっていく あなたが あなたに なっていく 私たちは、人生の中で、いろんな人に出遇い、いろんな事に出遇います。そして、その出遇いが、今の私を創ってくれているのです。出遇いそのものが人生だといってもいいでしょう。 嬉しい出遇いや楽しい出遇いばかりではありません。悲しい出遇いやいやな出遇いもあるでしょう。しかし、仏さまは、その全ての出遇いに尊い意味があり、私が私になっていくための大切な出遇いがあると教えてくださいます。どんな出遇いも、私の大切な人生そのものだといただける世界を、生きたいものです。 新しい生活が始まり不安なことも多いと思いますが、さやま保育園職員一同、みなさんの入園進級を心待ちにしていました。何でもおたずねください。保育園は、お父さんお母さんといっしょにお子さんを育てるところです。 |
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木々の緑が鮮やかに光る五月には、子どもの日や母の日、そしてしんらんさまの誕生日があります。保育園では毎月しんらんさまの誕生日、21日前後に誕生会を行っています。お友だちの誕生日をお祝いしたり、生まれてきたことに感謝する日としています。
今年3月の卒園式で、卒園児の一人が、「お父さんお母さんぼくを生んでくれてありがとう。」という言葉かけがありました。お父さんお母さんも不思議な縁で出遇い、子どもを授かって、子どもの誕生と同時に、お父さんお母さん、パパママになり、親にしてもらいました。私たち保育者も、ご縁があって子どもたちと出遇うことができ、先生と呼ばれる身にさせていただいています。有難いことです。お友だちも周りにいる人も、みんな「生まれてきてくれてありがとう」「出遇えてありがとう」ですね。私たちは、お肉や魚や、野菜やお米、沢山の大切ないのちを頂いて、そしてお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、沢山の人に助けられてこんなに大きく毎日元気に過ごしています。私の食べ物となって、いのちを支えてくれるいのち、私をねぎらい励ましてくれるいのち。こうして考えると、子どもの日も、母の日父の日も、縁あって、「生まれてきてくれてありがとう」「いのちをいただいてありがとう」の日でありました。
しんらんさまの誕生日、降(ごう)誕(たん)会(え)も「しんらんさま、私たちに仏様のお話を伝えてくださってありがとうございます。いつも私たちを見守り、寄り添っていて下さってありがとうございます」の気持ちで、お参りしたいことです。
仮入園で、まことの保育〜であいのよろこび〜の冊子をお配り致しました。親鸞さまとはどんな方かご覧いただき、まことの保育をご理解ご協力いただけたらと思います。