さやま保育園

月のことば

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【平成28年11月】
みんなで楽しい食育を 11月
「みんなで楽しい食育を」

 さやま保育園では、「食べることが楽しくて うれしくなる子に!〜心と体の記憶に残る食の体験をめざして〜」という目標を持って、食育の活動をしています。
 0,1歳児では、保育士がクッキングする姿を見たり、自分たちも泡だて器などの器具を持って、ぐるぐると混ぜる体験をしたり、ラップにくるんだおにぎりをぎゅうっと握ってみたりして、目や耳、香り、触った感触などからおいしそう!やってみたい!気持ちになる活動をしています。
 2、3歳児になると、自分たちで野菜を育てる体験などを通して、食育活動をしています。ちぎったり、丸めたりということも上手になるので、クッキングの中で先生たちのお手伝いをしながら料理をしていきます。今年の夏は猛暑で、雨も少なかったのですが、3歳児のもも、さくらぐみさんは毎日胡瓜の「すずみちゃん」の水やりを欠かさずやって、
立派な胡瓜を収穫しては給食でいただきました。おかげで、胡瓜が大好きな3歳児になりました。
 4、5歳児になると比較的長い見通しを持って活動することができるようになります。手先も器用になってきて、危ないこともよくわかってくるので包丁や、火などを使ってクッキングをすることもあります。
 毎年、年長さんは年中の時に玉ねぎ、人参、じゃが芋を植えて、草取り、間引きなどのお世話をして成長を見守ります。収穫後はお楽しみのカレーライスクッキングです。毎年、工夫や改良を繰り返してルウも手作りします。長い長い時間をかけて作ったカレーライスはさやま保育園の年長さんしか味わえないとびきりの味です。そして、園生活の思い出の一つとなります。
 日本の「いただきます」という食事のあいさつには「あなたの命をいただいて、私たちは生かさせていただきます」という意味があります。世界中探しても、食べ物の命に感謝し生かされることにも感謝をする挨拶はないそうです。大切にしていきたい言葉ですね。
 家ではなかなか忙しくて食育なんて・・と思っていらっしゃる保護者の方もたくさんおられるのではないかと思います。保育園だからこそできる食育もたくさんあると思います。
でも、家でしかできない食育もあるのではないかと思います。家でできる一番の食育は、その時間そろうことのできる家族みんなで食事を一緒にすることではないかなと思います。
我が家の味を囲みながら食事をすることで子どもたちの大切な心が育ちます。
 子供たちの大好きな絵本に『はらぺこあおむし』があります。葉っぱの上のちっちゃなあおむしが、色鮮やかな食べ物を次々に食べて大きく育っていきます。でも、途中で自分に合わなくておなかが痛くて泣き出してしまいます。泣いていたあおむしが、お母さんが卵を産んでれたものと同じ葉っぱを見つけて食べて元気になります。
 食育や子育ては、いつか子どもたちが大きくなったときに、自分に合った葉っぱを見つけられるようにしてあげることと似ていると思います。あおむしのお母さんが、食べても大丈夫な葉っぱの上に卵麻産んでくれたように、私たちも、子どもたちにたくさんのことを教えてあげられるといいですね。ひとりひとりが、きれいなちょうちょのように羽ばたいていけるように・・
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