さやま保育園

月のことば

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【平成29年3月】
たくさんのあそびの中で 3月
たくさんのあそびの中で!
一年経つのは、早いもので進級、卒園となりました。この一年間、行事は勿論ですが、日々の保育を大切にと子ども達との時間を毎日大切に過ごしてきました。子ども達は遊びの中でたくさんのことを学び、育ちます。例えば、ルールのある遊びの中で、勝ったり負けたりすることで優越感を感じたり、負けて悔しい思いをし、その気持ちをどのように自分なりに処理していこうかと、悩み苦しみますが、その体験があるからこそ相手の気持ちが理解(相手の立場に立つ)でき、次回からは、どのように接していけばよいかと、人とのコミュニケーション力も身につきます。また、ルールを理解しなければ、当然遊びも発展せず、お友だちとの関りも限られてきます。ここで発達とあそびをみてみると、
 ひよこ組は基本的信頼関係が育つ時期です。大人に守られながら、泣いて不快や思いを伝え、そばにいる大人にお世話してもらって、心地よさや安心感を感じ、守られている気持ちを持ちます。そんな中で、保育士と手づくりおもちゃや、音の出るおもちゃや、入れたり出したりするあそびを中心に、何度も繰り返し遊ぶことで信頼関係が生まれ、落ち着いて遊んでいます。
 あひる組は、見るもの出会うもの全て初めてです。園庭で小さな虫や石ころを見つけて感動し、相手に伝え喜んでもらって、またもっとみつけてみようという気持が湧く時期です。お部屋へ新しいおもちゃがあると、すぐに遊びたくなり、友達が持っているものも欲しくなり、横取りしたりしてトラブルにもなります。同じおもちゃの数を増やしたり、手作りおもちゃを作ったりして、トラブルにならないよう、邪魔されずに遊べるよう準備しています。
うさぎ組は、体を使って遊ぶのが大好きな時期です。外では砂場や園庭でボール遊び、滑り台を登ったり下りたり、部屋ではほかの子どもに邪魔されずに、おもちゃで遊べるようになりました。言葉数も増えて、ままごとなどのごっこ遊びも盛んです。
 
桃組は、第一反抗期。自己主張が強く、自分の気に入らないものは攻撃したり、欲しいものを奪ったり、個性を育む時期です。みんな一緒、仲良くは難しいのですが、ままごと、積み木、ペグ差しで模様を作ったりと、集中して遊んでいます。
 赤組は、お手伝い大好き、運動遊び大好きな時期です。鉄棒、ボール、コマ回しも何度も練習しうまくなりました。積み木も、友だちと相談しながら横へ、上へと広さ高さのある積み木遊びができるようになりました。ルールのある遊びも、お互い教えたり、教えてもらったり、助け合いながら遊びが発展しています。
 黄組は、幼児期の中では、まだ未熟ですが完成時期です。人として大事なことやここだけはしっかり持っていてほしいことを、はっきりとさせておくことが必要です。遊びを通じてルールのある遊びやごっこ遊びなど、コミュニケーション力、問題解決能力などが育っています。

この一年間「あそび環境」について職員も研修をしてきました。秋には岩城先生(京都市・木のおもちゃ店店主)に来園していただき、実際保育士も子どもになったつもりで遊びを楽しみ、みんな盛り上がりました。
また、各クラスのあそび環境についても助言をいただき、おもちゃを揃えたり、コーナーの見直しもしました。
保育園は勿論、家庭においても、子ども達が「面白い」、と思える遊びを外でも中でも大人とできるといいですね。子どもが今どんなことに興味を持っているか、どのように伸びようとしているか、大人がしっかりと見て、好きな遊びをたくさんさせてあげたいものです。自分で考えたり、決めたりする力も身についていきます。
 また、このように子ども達が成長できたことも、保護者の皆様のご協力があったからこそです。感謝しております。子育ても楽しいことばかりではありませんが、これからも、保護者の皆様と手を取り合って一緒に子育てしていきましょう。
最後に、保育園のみんなが、朝夕手を合わせ「みほとけさまおはようございます」「みほとけさまさようなら」と感謝の心で唱えている、この心を大切にした『まことの保育』に精進したいものです。
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