【令和3年6月1日(火)】 誰にでもできるダーナ |
4月と5月に、教證寺仏教婦人会のみなさんが、さやま保育園の園庭の草を取ったり、花壇やエコまる君にお花を植えてくださいました。お花の苗は、毎年声をかけてくださっている須川の中村さんにいただいたり、河内神郵便局さんには、マリーゴールドや、ひまわりの苗をいただきました。ちょっと早くやってきた梅雨空の下で、季節のお花が心を和ませてくれています。 仏教婦人会のみなさんは、『ダーナ』と言って、老人ホームや病院で、窓拭きや草取り、時にはお花を生けたり、利用者さんのお話相手をさせていただきます。「させていただいてありがとう」「できることからはじめよう」の気持ちで、させていただきます。一般的には、ボランティア活動とも言われますが、『ダーナ』とは、仏教語で『布施』のことです。布施は、財施(金品を分かち合う)・法施(真実の仏法を伝え広める)・無畏施(恐れを除き、癒やしと勇気を与える)・無財の七施(思いやり、ささえあうこころ)などがあります。 中でも、無財の七施は、いつでも、どこでも、だれでも、自分のできる範囲で実践できるもので、思いやりのある生き方を示すものです。この度の仏教婦人会のみなさんのダーナは、この無財の七施のおこころでしょう。 無財の七施は言葉の通り、7つあります。あなたでもできるものです。 1、眼施(あたたかいまなざし) 2、和顔悦色施(にこやかな表情) 3、言辞施(やさしい言葉) 4、身施(精一杯のおこない) 5、心施(慈しみ深いこころ) 6、床座施(人にあたたかい席を) 7、房舎施(気持ちよく迎えるこころがけ) |