さやま保育園

月のことば

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【平成28年7月】
遊びを通して行う保育 7月
『遊びを通して行う保育』

 うっとうしい梅雨真っ盛りの毎日ですが、紫陽花はとても美しく輝いています。遊びの天才の子どもたちも、晴れ間を見つけての水たまりの泥んこ遊びや、水を含んだ砂場では大工事と、・・・・梅雨ならではの魅力がいっぱいです。サルトリイバラの葉を見つけての柏餅作りや、自分たちの育てた野菜と手作りルーのカレーも、今の季節ならではの食育の教材です。カタツムリや鈴虫、キアゲハやカニ・・・・保育園には次から次にお客さんが来られ、子どもたちに豊かな心を育んでくれます。
 このような様々な生活体験を通して豊かな感性を育てることが保育園の目的です。教科別に時間割を決めて学習活動をする小学校以上の教育とは異なり、保育園や幼稚園では、適切な環境の中で遊びを通して行う保育・教育といわれています。子どもたちが主体的に乳幼児期にふさわしい生活を展開して、その中で発達に必要な経験を得ていけるように、また、子ども一人ひとりが集団の中で十分に充実した楽しい生活が送れるよう、研修をしながら計画を立てて行っています。
 5月から6月にかけて園庭では春遊びが毎日すすめられてきました。中でも人気なのが草花を使っての花水遊びです。(以下、研修部の春遊び反省・考察より抜粋)
『初めは好きなものを好きなだけ入れていたが、そのうち花によってできる色水が違うことを知り「この花は何色になるかな?」「○色の水を作りたい」と目的を持って作る子が増えていった。できた色水をみんなに見せて「いいな」「作ってみたい」と言われ、作り方、花びらの選び方を友達に教えたり教わったり、作ってあげたりしていた。「何回同じように作っても同じものができん?」それがなぜか?を考える姿が見られ、何回か繰り返す中で、水の量によって色が濃くなったり薄くなったりすることに気づいてきた。また出来た色水を合わせることで,出来る色の変化も楽しんだ。花びらが混じっているのを取りたい子がいて、ザルを用意することで、ザルで濾すことを学んだ。ペットボトルに入れると、じゅーす屋さんごっこが始まり、作る人、売る人、買う人の役割が出来てきた。また草花や石ころや葉っぱを使い,ジュースの横にケーキやお料理が並び、ごっこ遊びに広がっていった。一緒に花びらを取ることで徐々に無駄もなくなり大切に扱うことも出来て、草花の名前も少しずつ覚えることが出来た。片付けも進んでしてくれて、使い終わった道具も綺麗に洗い、遊んだ草花に対し、「きれいに咲いてくれてありがとう」とお話ししている姿があった。』
 このように、北側駐車場にある畑で、保育士がかかわりながら遊び込む事で、子どもたちは様々な体験を通して健やかな育ちが広がります。
 また小さいクラスでも、夏になるとトイレトレーニングが少しずつ始まります。「おしっこ出たね」「気持ちいいね」の感覚を、一緒に寄り添って一緒に喜んで保育しています。また、園内のあちこちに季節の花が生けられ気持ちを清らかにしてくれます。給食をよくかんで食べると、美味しい味や季節の香り、そしてお陰様の気持ちまで感じます。そんな目に見えない心を育てることも、大切な保育です。 
七月二十三日は職員研修として土曜保育を休ませていただき、職員一同子どもたちが遊び込める環境作りについて、講師の先生をお迎えして学ばせていただきます。来月はそのご報告が出来ればと思っています。
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